【経営管理】予算管理について②

予算・計画が持つ、本来の意味・重要性は会社の状況に関わらず同じなのですが、
残念ながら会社の状況によって、重要視される度合いは異なります。

私の経験では、下記のような会社では軽視されがちな傾向にあります。

 【人数の少ない会社】
少し語弊があるかも知れませんが、例えば営業が1人だけの会社です。
営業の数字という1点を考えれば、その人だけが頼りですので、その人しか具体的な話ができず、
会社の営業活動も新しい話というのが中々生まれません。
このためその方が行き詰ると予算達成のための具体的な議論は進まない状態になります。

 【業績不振に陥っている会社】
軽視されているとは少し違いますが、予算達成のために必死になっている人の割合が減る傾向にあります。
避けられないことかも知れませんが、
業績不振の状況を分かっている人と予算達成状況だけが分かっている人の温度差は大きく、
「予算達成のための具体的な議論」にも温度差が表れます。

 【オーナー色濃厚な会社】
オーナーの考えのみが採用される傾向が圧倒的に強く、
・営業現場を知らないから、具体的な話はできない⇒予算は作成しない
・現場を無視した予算案を作成する⇒一方通行の予算
ということが多くのケースでみられます。

 

                                続く

 
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