弊社では、大きく下記の3点から経営管理が必要と考えております。
⑴ 経営資源の有効活用と経営の見える化
従業員は人材であり、重要な経営資源の1つ。
というと教科書的な話ではありますが、実践できている会社は多くありません。
「頼りない・・・」「〇〇する力がないから・・・」という言葉が経営者の口癖になっていませんか。
人を動かすには目標と努力の方向性を明確にする必要があります。
目標は曖昧なものではなく、共通言語である具体的な数値で明確にしましょう!
例えば、売上です
「売上が少ない!新規客を取ってこい!」で売上が増えれば苦労はありませんよね?
過去の実績等から、会社にとって獲得が必要な売上は何なのか、
どの分野で売上をとってくるのか、そしてそのためには何をしていくのか。
最低限の議論の土台を整え、経営の見える化を図ったうえで、経営資源の有効活用の話を進めていく必要があります。
従業員の権利ばかりが強くなる昨今ですが、従業員にとってだけ居心地の良すぎる会社になっていませんか?
会社が存続してこその従業員ですよ。
⑵ 事業の継続性
ワンマン・スーパー経営者がいる環境下で人は育ちません(育っていればラッキーだと思ってください)。
人が育たないと、この先、5年・10年・20年と経営者様は引退するまで会社の最前線に立ち続ける必要があります。
その覚悟はありますか? それとも景気の回復や神風を期待しますか?
そして現経営者が引退したあとの会社はどうなりますか?
⑶ 事業承継
ご子息等への事業承継。
現経営者と全分野で同等の能力を求めるのは酷な話です。
後継者には、後継者なりの能力があるはずです。
創業者・現経営者だから今の経営管理レベルでも運営できているのであり、
同じ能力・キャラクターではない2代目に、そのままバトンタッチするのは酷ですよね?
事業継続の労苦はこの先、嫌でもされることになりますが、事業承継時の労苦は少ないに越したことはありません。