在庫の評価方法について

在庫の評価方法で少し難しいのは自社製品がある場合でしょうか。

製造原価から原価計算を行い・・・、となると結構手間がかかりますよね。

こういった場合でも、中小企業では予定原価・標準原価といった方法で在庫を評価しているケースが多いかと思います。一番楽で、ある程度合理性のある方法ですよね。

在庫の評価方法が経営判断に影響する場合があります。

それは、在庫が長期に保存可能、耐久財といったケースが一番分かりやすいでしょうか。

最低限の保存方法であれば、物理的な劣化も少なく、何年でも販売可能です。

製造に必要な費用(材料費・労務費・間接費)が在庫に計上されていますので、在庫は資産価値を表すとともに、かかった費用が損益計算書を通っていませんので、利益が過大になっていることにもなります。

在庫が適切な範囲で回転していれば上記のようなことは考える必要はありませんが、在庫が滞留しだすと、利益と収支の乖離は年単位で見ても大きくなり、利益ばかり気を取られていると経営判断を大きく誤ることとなります。

自社在庫が長期保存可能・長期保存されているのであれば、在庫の評価方法を一度見直してみるのもいいかもしれません。

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