意思疎通・風通し 事例①

【状況】

製造業、年間売上7億、従業員25人程度

現場上がりの頑固な創業社長、職人気質の製造現場と営業の間を次期経営者(女性)が取り持つ役目を担っていた。

「昔気質の職人のためこちらの意見をほとんど聞いてくれなくて・・・」との話であったが、会社の状況から改善の手を緩めるわけにはいかないため、製造会議をとりあえず1回だけでも開催しましょう。と強く要望し開催へ。

 

しかし、いざ開催してみると、様々な改善要望事項がでて毎週開催することになりました。

これは何も特別な事をしたわけではなく、

  • 過去からの人間関係があり、今までの流れの中だと意見をいいにくい
  • 外部の第3者の介在で、意見がでやすくなる
  • 話せる範囲で会社の現況を伝え、協力してもらうという姿勢

というところでしょうか。

最初は「昔、社長がー」というような意見もでましたが、過去起こったことをどうこうすることはできません。どちらが正しいかの判別も不可能です。

特に外部の専門外の第3者の私には製造現場の知識もありませんし、業界のことも分かりません。しかし、そんな存在であるからこそ、客観的な会社の数字に基づき、「これからの話をしましょう」ということで一つ一つ丁寧に意見を聞き、今後どう改善していくのか協議し、宿題を設定していく。

誰かに傾いた意見を言わない存在がリスタートを切るには必要だと確信しています。

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