経営目標の共有④ ~~対策の継続的なフォロー、会議

③からの続き
「対策」のフォローが必要なことは言うまでもありません。
時間をかけて考えた改善策の結果を把握していますか?
多くの中小企業では、施策のやりっ放し・投げっぱなし ということが横行しています。

多忙な日々の業務を優先してしまう気持ちはもちろん分かりますが、やはり検証・フォローというものは必要です。
「できなくても仕方がない」なんて言うつもりはありませんが、できないならできない理由を潰していかないと何も前に進みません。

なお、対策を立てるときの注意点です!
対策は現場担当者・責任者が立案者であるべきです。
「第1の責任者であることの認識・自覚、今後のスキルアップ」のためにも当然のことです。
指示を出してやらせるだけ、ということにならないようにしたいところです。
当たり前ですが、責任者は明確にしましょう!

②その後に対策の決定です。
決定・実行の際には責任者の関与は必須です。
「後で、数字が出ていない!」なんて言っても、お互いに疲れるだけです。
施策内容の把握や立案理由の共有は、実行前に必要な作業であると考えます。

③対策立案までのプロセスを明確にしておきましょう。
現状把握→分析→対策→実行 ということはごく当たり前です。
この流れで対策を立てたが効果がでなかった。というのであれば、この流れのどこかが間違えている可能性があります。
後で振り返りができるようにしておくと、状況整理に大変役立ちます

④何も浮かばない・・・、 という時は、3人以上でアイデア出しの会議をするのもよいと思います。根を詰めて会議をしても出ないものは出ません。くだらない話から発展 ということもありますので、内容によりますが違う部署の人も交えてしてみることも必要なことかと思います。

 

現実問題として、経営者の無茶ぶり (特に予算)というのはよくあります。
個人的に、「時間の無駄しか産まない」と考えていますので、基本やめてほしいところですが、至る所で多発しているのが現状です。

こういうときに私が申し上げているのが、
経営者が思い描いていることを、実働部隊が何もイメージできていないから達成できないのです。未達成なのは、経営者がそのイメージを伝えきれていないこと・経営者のイメージが具体化できないことが原因です!!
まさか何のイメージもなく、無茶ぶりをする経営者はいないはずです。
ですので、イメージをかみ砕いて伝えること・イメージを具体化することに時間をもっと割いてください。

経営者の思い描いている理想が達成できない、思っている以上に商品やサービスが売れない のは、営業担当がサボっている・計画や考えもなしに動いて時間を潰している からではありません。

ぜひ、一度現実を直視していただきたい と切に願います。

 

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