予算数値を確認すると、色々と考えさせられる部分があります。
会社全体であれば、その状況を客観視できますし、先々を踏まえての課題も明確になるでしょう。
可能であれば、単年度予算だけでなく、3~5年後の中期計画の方が課題も明確になります。
たまに、「先のことは不明すぎて、予算・計画を立てる意味がない」
とのお話しもお聞きします。
確かに将来の確定的なことは誰にも分かりません。
しかし、不確実なこと(経営にとってのマイナス要素)は想定されていることでしょう。
その不確実なことに備えるために将来数値を客観視することは非常に重要なことです。
・取引先との契約終了期間が見えている
・既存商品から新商品へ市場が移行する
等、不確実なことを想定し、今からどういう対策をしていくのか?
ボヤっとした言葉だけでなく、数値で客観的にとられると、
認識の共有はしやすく、対策検討の意味も明確にできます。
また、そのために必要な設備投資は? 人員計画は?
といったことも考えられるはずです
数値による自社の客観視 というのが予算・計画を作成する重要な目的の1つです。
強気予算だけでなく、上もみて、下もみる。そのうえで、どうするのかという議論をすることが、重要です。
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