【経営管理】部門別管理について①

今回は部門別損益についてです。

会社の全体の業績については、毎年の決算・申告で分かっていることと思います。

月次で部門別損益を認識することは経営管理の基本ですので、
多くの会社では月次で部門別の損益計算書を作成されていることと思います。

しかし、中小企業の中には、実施されていないところもあるのが現状です。
残念ながら、帳簿を税務申告のためだけの資料としてしか認識されていない経営者がおられるのも事実です。

年次で会社全体の業績しか把握していなければ、
まずは、月次損益の把握
その次に、部門別損益の把握

という順番で、少しずつ取り組んでいきましょう。

もちろん、一気にできるに越したことはありませんが、
経理部門がパンクし、余計に混乱する恐れがありますので、経理部門・担当者の能力を考慮しながら少しずつ進めていくのがおススメです。

部門別損益の部門ですが、収支管理単位別に部門を設定する。
というのが基本です。

小売業においての店舗や、明らかに事業所が分かれている場合、
は部門が分かりやすいですよね。

置かれている会社の状況によっても違いますので一概に言えるものではありませんが、
部門設定の際の留意点は下記の通りでしょうか。
①事業をやめた場合に切放せる単位で部門を設定する。
②部門を細かく設定しすぎない
③本社部門(間接部門)の取り扱いを決める。

続く

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