あるクライアントでの話です。
売上の数字があまり良くないので、
・なぜ数字がよくなるような取り組みをしていかないのか?
・誰からも意見や改善がないのはなぜなのか?
と、上職者が会議の場で全員を責したそうです。
これは中小企業・大企業、業績の良し悪し、オーナー社長・サラリーマン社長、社内管理体制の有無など会社の状況に関係なく、まあよくある話です。
上職者は責任ある立場として、数字をよくしていかなければなりません。
下の者は、自分の仕事・与えられた作業をしていくことで精一杯もしくは充分だと思っている。
ただ、この責、毎度毎度繰り返されているようです(よくある話です)。
このことは、「上司と部下の立場の違う、同じ方向に向いていない」ということが大きな要因だと考えています。もちろん普段のコミュニケーションや仲の良さ、性格一致・不一致もあるでしょう。
しかし、会社はビジネスの場です。上司も部下も会社から給料をもらっているという点では同じであり、「コミュニケーションや仲の良さ、性格一致・不一致」等は理由になりません。
上司の言うことは、おそらく正論です。
しかし、部下の思っていることも事実としてあります。
このことから、人を動かしていくには「正論」だけを自分の立場から押しつけても、何も解決しない。ということが、よく分かる事例だと考えられます。
では、どうしていくのか。
・諦めに近いかたちで、自分でやる
・言い続ける、無理やりやらせる
という2択でしょうか・・・・
ただ、これでは辛いですよね。
MSコンサルティングでは、こういった話も経営管理の一部と捉えております。
財務数値の計数管理や部門別管理をするだけが経営管理 ではなく、
企業活動・社内のあらゆる場面が経営に絡んできますので、その場面に幅広く対応していくことが経営管理です。
「財務数値をもとにした管理体制の構築」ということを考えれば、「目標の共有」も、当然のように経営管理の一部と考えております。
経営目標の共有②へ続く
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