まず、今の時代、経営者一人の力だけで、現状を改善するアイデアをだし、実行していくことはかなり難しい状況です。
(実行されておられる方もわずかにはおられますが)
また、売上が一定規模以上になると、経営者一人で管理・コントロールできる範囲を一気に超えてきます。
(業種・業態により異なりますが、目安は3億円というところでしょうか。)
経営者様の方が私などよりも、いまの時代で生き抜いていくことの難しさを分かっておられると思います。
今まで数多くの中小企業をみさせていただいてきましたが、
多くの会社様で経営管理というものが導入されていませんでした。
特徴的な例を3つあげると、
①「資料はあるけど、従業員には〇〇する力がないから効果がない」
経営管理資料が何もない。という会社はやはり少ないです。
しかし、資料はあるけど何もしていない。という会社は意外と多いのが実情です。
しなくなった理由は様々ですが、「経営者の従業員に対するあきらめの言葉」が多いのが特徴的です。
②「だいぶん前に作った資料を使い続けている」
あるにはあるけど・・・、他にないから使っている・・・。といった状態です。
特に原価計算が必要な業種に多いのではないでしょうか。
資料の正確性や必要性の検討はなく、あるものを使っている というケースが多く見られます。
③「収支管理単位別の資料がある」
雑貨・アパレル業や飲食業などでは、店舗別収支を把握していない会社は皆無でしょう。私自身も、店舗別収支を把握していない会社には出会ったことはありません。
ただ、その先が問題です。
続く、
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