現金預金の管理、されていますか?
【預金】
通帳やネットで増減の動きを確認できますので、よほどの事例でも無い限り、帳簿と実際の残高が合わない なんてことはないと思います。
この事例をみると、預金の不正をする側はかなりの本気度ですので、それを見つけるのは毎月のルーティン化された作業だけでは難しく、相当手間がかかりそうです。
ただ、損失の金額を考えると少しくらいの支出は仕方ないのかも知れません。
自社の規模(管理体制)次第ですが、自社の管理体制に疑問を持たれているようでしたら、
安く済ませるなら顧問税理士に依頼してみる。規模的に大きな会社であれば、外部の第三者に依頼するというのが妥当なところでしょうか。
【現金】
実はやっかいなのが現金の管理です。
銀行口座であれば通帳等で収支の日付・金額が最低限分かりますが、現金は管理担当者が残さないと何も分かりません。
それこそ、管理担当者の性格頼りなのです。
現金の実際残高と帳簿残高が違うなんてことは、案外身近にあったりします。
我々のような外部の人間が資金繰り表を作るときには特に要注意です。必ず帳簿残高から資料の作成をスタートします。現金預金残高が一致しているなんて当たり前と思っていますからね。
現金残高がやけに多いな?と思ったら必ず確認しましょう。
例えば、30万くらいの残高を常においている会社はそれなりの規模の会社です。
ひとこと、「現金このくらいあります?」と聞くのが安全です。
自社の帳簿の現金残高、一度確認してみてはいかがでしょうか。