【経営管理 中小企業 事例】2代目の難しさ-2

創業者はその性格・キャラクターでリーダーシップをとってきたのでしょうが、
2代目・後継者が同じ事ができるとは限りません。
違う人間である以上、創業者と全分野で同程度の能力を期待する方が酷というものです。

2代目には2代目なりの特質があり、それに合わせた管理方法を考え、
導入してあげておくのが、創業者最後の役目ではないでしょうか?

Y社の事例では、改善すべき点は明確で、
「社長は、経営者・管理者としての役割を果たす」ということです。

経営者の役割 は、経営者のタイプによって異なりますが、
管理系が苦手な経営者タイプであれば、外部のサポートも考慮に入れた方がよいかと思います。
顧問税理士が頼れる方であれば、検討してみても決して損はありません。

 

一度築いてしまった人間関係を変えていくことや個人の性格を変えることは容易ではありませんし、時間がかかるものです。
自らのタイプを客観的に見極め、取るべき方法を模索するのも経営者の役割と私は考えています。

 

 

         ~~~~~~~~~ 補 足 ~~~~~~~~~

この後、Y社において、外部の人間として、厳しく当たっていく役割を担わせていただきました。

私自身、業界の常識も知りませんし、売上増加の施策をもっていません。
私の存在意義は、私の考え自体を採用してもらう事でもなく・考えを押しつけることでもありません。

・目的を明確にし、手段も明確にすること
・議論を活発化すること
の2点が目的です。
数値に基づく客観的意見と中庸的立場のオブザーバーとして参加です。

 

 

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