【新聞/ネット等】~~ 円安、驚く水準でない ~~

為替イメージ画像

12月21日 日経3面です。
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景気判断「一歩進めた」
日銀は景気判断を、「緩やかな回復基調を続けている」に引き上げ、
総裁も「実体経済はしっかりしていることが分かった」
「みんなが円安、円安と言うが、今年2月に戻っただけだ。今の時点で行き過ぎの問題はない」
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とのことです。

日経記事にも、日経平均と為替相場のグラフがありましたので、下記につけてみました。


日経平均と円安の相関関係が、如実に表れています。
日経平均は円安の影響をモロに受けているだけ、ともとれるグラフになっています。

 

日銀総裁の「円安、円安と言うが、今年2月に戻っただけだ」という発言ですが、
確かに水準的には2月に戻っただけです。
でも、そんなこと言ったら、それで全て終わっちゃいますよね(笑)

問題は、急ピッチすぎるということでしょう。
過去20年の米ドル為替相場のグラフを作成しました。


リーマンショックのような激変期を除けば、
ある程度の範囲内で時間をかけて推移している というような状況でしたが、
いまや相場の変動はジェットコースターのようです。
(グラフは月末相場値ですので、実際はもっと激しく変動しています)

為替の変動は、経営に大きな影響を与えます。
変動が激しすぎれば、経営改善計画や中長期経営計画の話など吹っ飛びそうです。

特に、体力のない中小企業からすると、為替の安定というのも必要で、
資金力にものを言わせて相場を荒らすだけのファンド等は何とかしてほしいというのが本音ではないでしょうか。

 

 
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