共通費の配賦で問題になりやすいのは予算の作成時ではないでしょうか?
全社の目標利益を達成するために、
①営業所・支店に共通費を配賦
②各拠点別に共通費配賦後の目標利益を設定
③各拠点別の目標売上・目標粗利を設定
④担当者別の目標売上・目標粗利を設定
というのはよくある流れです。
ただ、売上や利益というのはブレるものです。
業種や業態により異なるものですし、また数値が人に依存してしまうような状況下ではなかなか使いにくいというのが本音です。
例えば、他の営業所の状況が変わったから、自分の営業所に配賦される共通費が大きく増えて、自分の目標売上・目標粗利が増えてしまった。
ってなれば、納得感がないですよね。
私が直面した会社様もまさにそうでした。
その会社様は過去から、本社費を営業所に配賦して、営業所の目標粗利を設定していました。
営業所の所長には、数値の根拠は示されずに、
「本社費を各営業所に配賦したので、この数値を営業所予算として頑張ってくれ!」
というような一方通行の状況でした。
営業所の所長からは、
「去年より目標粗利が増えている、本社費の数値を教えてほしい」というような声が届いており、役員の方々も返答に困っているという状況でした。
(本社費の数値を出すと、役員としてはあまり見せたくない数値が見られてしまう というのが正直なところです)
そこで、予算の作成・管理のご依頼を受けました。
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