クライアントが決算を向かえたので、金融機関との返済金額相談に行ってきたときのことです。
(実際の訪問日は、この記事の投稿からかなりズラしています。)
そのクライアントは金融機関にリスケ対応(返済猶予)をしていただいており、
決算時に全金融機関に対して返済額を相談し決定している というのが現状です。
その決算期ではスポット取引が多く、粗利率も高いことから、決算書の当期純利益は1億に迫る水準でしたので、
金融機関の返済増額要請が来るのは目に見えていました。
案の定、金融機関からは、
「当期の利益は、ほぼ1億でていますので、返済は増やしてもらえるんですよね?」的な言葉が多かったことを覚えています。
しかし実態は、決して楽とは言えない資金繰り状態で、
翌月の心配はしなくていいかも(2か月先の心配は必要)というレベル感でした。
この違いは、とても単純です。
そう、利益とキャッシュフローの違いです。
中小企業の決算書には、キャッシュフロー計算書があまりついていません。
ですので、この日の金融機関の担当の方も、キャッシュフローを把握しないまま喋り・交渉してきていました。
・勘定合って銭足らず
・黒字倒産
こんな言葉を知らない銀行マンなんていないはずですが、
実際の実務ではあまり確認しないのでしょうかね??
続く
金融機関への対応や資金繰り相談を大阪でお探しなら、MSコンサルティング株式会社へ