【経営無料相談事例 ②】経理業務について

今回は、昔からの友人が2代目社長を務めている会社からの相談です。
業種:飲食・サービス業
規模:売上3億程度
特徴:総務・経理周りは親族のみ、税理士は創業以来同じ

相談内容としては、総務・経理業務をこなしている親族の方が定年間近かつ最近はその業務負担が大きいため、どうにかして「総務・経理業務」を簡単にできないか というものでした。

何度も話を聞いていたのですが、
「そういった業務内容の見直しは顧問税理士に聞いてやる方がいいし、それが当たり前
ということで、断っていたのですが、会社を訪問して相談にのることになりました。

相談を受けて、これほどビックリしたのは久しぶりという内容でした。
分かりやすいところだけ記載しますと、
・伝票は手書き、現金出納帳等を含む別途管理資料も手書き
・その手書き伝票を税理士に月1で送付し、記帳してもらっている
ん十年前のやり方を未だにされている会社でした。
顧問税理士は90歳前で、訪問にくる担当者も70歳過ぎ。
年齢をとやかく言うつもりはありませんが、それは会社業務の改善案を出すことは難しいよね・・・

会社に経理・会計システムがないことも驚きです。
何の費用が多くかかっていて、というような簡単な調べものでも税理士を経由しないとできないのです。(おそらく出てくるのも遅いでしょう)

友人の社長も、専門知識がないこと、経理担当の親族が叔父であることからあまり強くいえず今までズルズルときてしまっていたようです。

私は会計ソフトの営業マンではないのですが、
ひとまず、私も愛用している会計システムを使えば、手書き業務が大幅に簡素化されますよ。
という説明を延々として、自社導入をお勧めして終わりました。
(説明後、その担当の叔父からそのシステムは個人的に利用している との驚きの発言がありましたが・・・)

 

正直、今回のような会社(伝票が手書き、自社に会計ソフトがない)はもうほとんどないと思いますが、
・口を出しにくいオーナー親族が業務を仕切っている
・顧問税理士及び担当スタッフが高齢すぎる
というような場合は要注意なのかもしれません。

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