【経営相談 事例③-2】金融機関への返済 決算書の見方

前回からの続き
「なぜ、こんな初歩的な経営数値・指標を確認しない??」
との思いは、心に閉まっておいて

会社の実情の説明は、「決算書の見方」からでした。

まず、ご確認いただきたいのは、現金預金残高が全然増えていないんです!
キャッシュフロー計算書を作成しましたので、ご確認下さい。




(その他の説明は割愛します)

ここでのポイントは、キャッシュフロー計算書だけをみせるのではなく、
作り方すら分かるようにした上で、説明していくことかと思います。
いきなりよく分からない数字がでてきても、誰も納得しませんので、手持ち資料と直に確認できるような資料である必要があります。
また、キャッシュフロー計算書には直接法と間接法の2つがあります。
説明したい内容に応じて変えていくほうがよいでしょう。

数字は変えていますが、下記がその時の資料です。


金融機関との交渉は、「数値にもとづいて状況の説明をする」
ということが必須です。
経営者の「感情」や「思い」はもちろん大事ですが、金融機関では、本部・審査部への資料提出が最重要です。
金融機関の担当者の立場も理解した上で、準備しておく必要性があります。

 

さて、決算書の見方ですが、
当期純利益に注目がいってしまうのは当然なのですが、
倒産・破産も可能性に入れておかなければならない会社については、「現金預金残高」が最重要確認項目です。
損益と比べてどの程度の資金残高があるのか?ということも見られるようになると、なお素晴らしいかと思います。

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