【経営管理】資金繰り表について③

資金繰り表の作成にあたっては、まずは過去の分で作成してみましょう。
私が普段の業務で、資金繰り実績作成する場合には、会計データから仕訳日記帳を利用して作成しています。
ただ、慣れないと煩雑ですので、担当者がもっているデータから作成するのでもよいと思います。
過去の分で作成してみる理由は、実績が既にあるもので作成できなければ、
将来の分を作成するのは、到底、困難だからです。
まずは、慣れ といったところでしょうか。

そして、作成に当たって、項目を分類しましょう。
項目としては、営業活動によるCF、投資活動によるCF、財務活動によるCFに分けることをおススメします。

営業活動によるCF:
その名の通り、会社のビジネス・本業による収支のみを集めたキャッシュフローです。

投資活動によるCF:
設備投資等のそれほど頻繁でない機械装置等の固定資産の支払や、
有価証券の購入支出・売却収入や差入保証金等の支出になります。
既に購入していて、長期にわたる割賦支払やリース債務の支払等はこちらになります。
少額備品や消耗品に近いものは営業活動によるCFに入れてしまいましょう。

財務活動によるCF:
主に、借入金の調達や返済、まれに株式の発行などもあるでしょう。
ちなみに支払利息は営業活動によるCFに入れることをおススメします。会計基準ではやり方は2つありますが、理由は後ほどに。

以上のように、項目を分ける理由は、
資金繰りに過不足生じている場合の問題点を明確にするためです。

営業活動によるCFが、マイナスであれば深刻です。
他にも営業活動によるCFがプラスでも、過去の過大な投資により投資活動によるCFや財務活動によるCFが大きなマイナスであれば、
早急な対策が必要です。

下表は、サンプルです。
時期と金額は手を加えていますが、ある会社さんの資金繰り表の雰囲気を残したものです。

資金繰り表エクセルサンプル

 

営業活動によるCFはプラスですので、本業で利益を残せているのですが、
現金預金残高はこの半年で大きく減っています。

理由は、過去の設備投資による設備資金の支払と借入金の返済です。
本業で会社にお金を残せてはいますが、それ以上の支出がある ということが誰の目にも一目瞭然です。
こういった資料があれば、社内外問わず、問題点の共有は簡単です。

「過去の実績を見ても仕方がない」なんて言う方はいないと思いますが、
数字で自社を振り返る ということの重要性が少しでも伝われば、と思います。

                            続く

 

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